残暑お見舞いロケンロール
気になっているヒトは多いと思うんですよ。「今期の矢沢さん」をね。「ブラビア」CMでのキュートなダンス(あのCMいいわあ)、夏フェスへの連続参加、そして自主レーベル立ち上げでメジャー時代よりイニシャル・アップ!というこの現実。キテます。矢沢永吉が。
それをこの時代のいたずらのようにとらえることもできるかもしれない。還暦を迎える矢沢さんが生きてきたこれまでの「矢沢イメージ」の集積として。でもね、ニュー・アルバム『ROCK'N'ROLL』(8月5日リリース)を聴いたら、そうじゃねーな、と思うんですよ。もうね、キャロルがどうのこうの、タオルがどうのこうのっていうオヤジの蘊蓄がいらないぐらい、このイマのアルバムがいいんだ、実に。
ひとことで言えば、強い。すごく強い。イマ求められる強さがあるからこその「今期の矢沢さん」なんだな、と。
つまり、永ちゃんを語りたい大人は、これ聴かないで語っちゃダメってこと。明後日以降は。
というようなことを次週の「週刊朝日」に書きました。[ビルボードライブ東京]のフリペ「Billboard Live News」ではマイケルについての記事作稿。次号[BMR]ではフィンガー5。へへへ。そう考えると、けっこう書いてますな、対象も文体もバラバラだけど(笑)。