40代最後(たぶん)の新宿[アカシア]にて

代替文


 レバカツを喰う。550円(ライス別)。うまい。これはいい。最近始ったメニューで、なんとなく気づいてはいたんですが、うっかりスルーしてました。つまり30年は通っているのに初めて食べたのである。ワタシの中の[アカシア]のメニュー構成が更新されちゃった。想定外に。これだから人生は余談を許さない。違う違う、キミから余談を取ったら何もない。予断です、許さないのは。


 ワタシの周囲には、ダンディだけどダメ人間とか、真面目にふざけているとか、上品だけど下品とか、そういう方々がいっぱいいらっしゃいます。わかりますかね? まあ、その中には「泥酔型」のダメ人も多い。たいてい迂闊な様を晒して、それを携帯カメラで撮られたりしている、迂闊のうかっちゃんである。

 それは、とある日の午後2時。3名で待ち合わせた会合にひとりの人間が現れないのである。携帯に電話しても、鳴るけど留守電。ま、シビアな内容の打合せではなかったので、あらら、どうしたのかしらね、時間勘違いかなあ、などとワタシ&もう一名でお茶なんぞ喫んで軽く打合せ。じゃあ、あとはメールで、といった現代的な会話で別れたのである。

 翌日、いや翌々日だったか、もう半分ぐらいそのことを忘れかけていた頃、それはやってきた。その「来なかった人」からのメールである。現代的だ。だが内容は前近代的だった。以下、よーく味わってお読みください。

 先日は誠に申し訳ありませんでした。
 貴重なお時間を割いていただいたのに……。

 前夜の大飲酒で、目が覚めたらなぜか
 会社の便器を抱いて寝ていました(←誇張なし)。
 その時間は……誠にすいません、15時過ぎでした。

 あっはっは。なにが「誠にすいません」だっての(笑)。迂闊にもほどがある。もうね、怒る気にもなれないでしょ。会社の便器が洋式でよかった。

 ワタシは、とある日の午後2時に「会社の便器を抱いて寝ている男(48歳)」の隣で鳴り続けていた携帯電話を思うのである。どうにも不憫でやるせない(笑)。

 飲み過ぎ注意でありますぞ、御同輩。
 ここもどうぞ→http://d.hatena.ne.jp/dothemonkey/20080716



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