ロックって難儀なことだったよねえ

代替文


 昨晩は恵比寿[さいき]から[BAR Ali-oliie!!!!]というヒジョーにおっさん臭いコース取り。[さいき]はお通し3品が、揚げ茄子、かつお刺、姫さざえ。その他に、枝豆、ほや酢、どんこ塩焼、串カツ。芋水割3杯ほど。「どんこ」は椎茸の方じゃなくて魚の方です。エゾイソアイナメ。塩加減がよろしくてこれが旨かったあ。三陸では「恵比寿講」に欠かせない魚なんだそうで、恵比寿つながり、ですかな。


 本日は試写ついでに京橋で[京橋屋カレー]。辛口地鶏カレーとキーマで「ツインカレー」にしました。どっちも旨い辛いスパイシー。ギョーカイの皆さんには、銀座2丁目[ニューキャッスル]と共に試写会の時にオススメです。さくっと喰えるし。なにせ現在お昼しか営業してないし。


 試写はドキュメンタリー映画ロック誕生 The Movement 70's』。70年代前半、GS以降のロックを模索した人たちのインタヴューと希少ライヴ映像集。いやあ、なんだか不思議なフィルムでありました。

【ロック誕生 The Movement 70's】10月25日〜11月21日レイトショー@シアターN渋谷

 

インタビュー:内田裕也ミッキー・カーチス遠藤賢司近田春夫中村とうよう加納秀人(外道)/森園勝敏四人囃子
ライヴ映像(一部スチール構成):フラワー・トラヴェリン・バンド/頭脳警察/はっぴぃえんど/イエロー/遠藤賢司/ハルヲフォン/ファー・イースト・ファミリー・バンド村八分/クリエイション/四人囃子


 淡々。ほぼ何の説明もないまま、映画は始まるのであります、やにわに裕也さんのインタヴューから。つまりロカビリー・ブームだ、GSブームだ、フラワーズだ、ニュー・イヤー・ロック・フェスだ、1974年の郡山ワンステップフェスティバルだ……という「70年代ロックボキャブラリィ」がない方にとっては、なんのことだか、ちっともわかんない、不親切な(笑)、客を選ぶ作りになっております。75分間。

 とはいえ、映像はすべて貴重。高校生の時に行った「ニュー・イヤー・ロック・フェス」がフラッシュバック。ロックって難儀なことだったことを思い出して、また難儀(笑)。いいですな、今は簡単にロックですって言えてウィッシュ。

 しかもですね、内田裕也さんのインタヴュー(特にラストの)が最高に面白かったのであります。ワタシ世代にとっては。あそこだけもっと見たい。2時間ぐらい。あと、近田さんと森園さんの発言は実に腑に落ちました。そうですよねえ。試写会場が映画美学校(京橋の超レトロなビル)だったのも良かった。時間巻き戻し効果あり。


 試写中にですね、ワタシのすぐ後方でぼそぼそとお隣の女性に話しかけてる人がいまして、ココロの中で「うっるせえなあ」って思ってたんですが、終映後に振り返ってみたらミッキー亭でした(笑)。ああよかった、途中でクレームつけなくて(汗)。ちなみにミッキーさんはご満悦そうでありました。


 日本ロック写真史 ANGLE OF ROCK ←参考資料デス。


 そうそう、予習したいヤングな諸君は、かつてNHKアーカイブスで放映された「若い広場」の郡山ワンステップフェスティバル映像をなんとか入手して観ることをオススメする。


 



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