もずく酢はそりゃあ飲み物でス

代替文


 酢がスき、というヒトは多いと思う。いついかなる時でも酢をかけられるように「マイ酢」を持って歩いているという猛者までいるぐらいだ。ま、ワタシはそこまではいかいスけど、それでもマヨラーならぬビネガー(それじゃまんまだろ:笑)のひとりと言って過言ではあるまスまい。酢はもちろん、全般的に酸っぱいモノが好きなのである。果物もカクテルもスっぱくないとどうもぐっと来ないのである。プラム最高。特に種のまわり。一生ナメていたい。


 居酒屋で酢の物があれば確実に頼みます。昨日も青のりの酢の物いただきました。これは旨かった。さらに鰯を薄造りにしたお刺身をポン酢でいただく。酢だらけ。持って歩かないまでも冷蔵庫にもマイ黒酢は常備。内堀酒蔵の「臨醐山(りんこさん)黒酢」愛用中。寿司好きとしても結局コハダとサバ、つまりは酢に起因すると思われるし、ラーメンも酢が欲しい。餃子、点心の類に至っては、最後に小皿に残った酢醤油さえ飲みかねない勢いだ。このまま行けば自分が酢蛸だ。ヴィネガア! ←気合いです。

 [rakuten:nk:406707:image]

 そこで問題なのは、金がないということだ。いや、そうじゃない、それはCKBの「スポルトマティック」だった(着メロ愛用中)。そこで問題なのは、冷し中華なのである。あの冷し中華の最後に皿に残った「タレ」を飲みたいのである。ちょこっとキューリの切れ端や愛すべき紅ショウガの欠片が浮いた、カラシが溶け込んだ、あのタレですよ。

 [rakuten:meicho2:10030244:image]

 だがどうもそれはお行儀というものに反しているようにも思えるのである。だいたいさスがのお酢好きにも、アレはちょっと酢がきついのとしょっぱいのとで、ややパンチがありすぎるということもある。むせたりする。でも飲みたひ。ヒジョーに困った。今日も困った。喰ったのかよ。喰いました。昼時分を過ぎていたので、空いた店内、ワタシはそうっと誰にも気づかれないようにお皿を持ち上げて飲んだりしてみた。

 ワタシにとって冷し中華を完食するということは、すなわちあのタレを飲み干して完結すると言いたいわけである。


 そこで思ったんですけどね。冷し中華用の“そば湯のようなもの”があればいいのではないか。ま、鶏ガラのスープでいいのじゃなかろうか。それをすっとあの皿に注いでですね、酸味と塩辛さを調整して飲む、と。なんなら薬味を足してもらってもいい。いいなあ、それ。盛岡じゃじゃ麺におけるチータンタンの如し。

 そんな気の利いた、“お酢コンシャス”な、“冷し中華完食派”の中華料理店はどこかにないのかしらねえ。ヴィネガ〜。


人気ブログランキングへ