39はサンキュー。69はダブルジョイ。


さてと金曜日。J-WAVEでおしゃべりおじさんの日ですよ。今日は「アナタの好きな記念日」問題。今日は何の日。それがワタシのサラダ記念日。いや、ホントに今日は「サラダ記念日」で「記念日の日」なんです。なんじゃそりゃ(笑)。本日も聴ける方はご参加4649。
 それにしても女の人は「記念日好き」であります。男はダメ。すぐ忘れちゃう。記念日は、男性にとって常に飛ばねばならないハードルとしてそこにある。男はみんな為末大
日本人の足を速くする (新潮新書)


 今日は何の日、というのはラジオにとって絶好のネタでありまして、これがあるとないとじゃ「ネタ出し会議の長さ」が違います(笑)。で、結果的にだいたいどこの局も朝から似たようなことしゃべってるもんでございます、とほほ。しかも、その記念日そのものの設定がですね、だいたい駄洒落っつうか語呂合わせだったりする。まったくもってワタシに向いている国ですな、ニッポン。意外とワタシは「典型的ニッポン人」なんじゃなかろうーか。
 語呂合わせに関する駄文出しておきま〜す。週末の雲古のお供にぜひどうぞ。携帯を便器に落とさないようにご注意ください。

渡辺祐駄文蔵出し「ねずみ穴はやったんべえな」】


「4649と書いてヨロシク」


 4946と書いてシクヨロ(業界風)。5963と書いてゴクローサン。1122はイイ夫婦で、5298は呉服屋さん。830は矢沢で、1101で糸井、2人あわせて『成り上がり』。8818はパパイヤ、310が佐藤で、723はナツミ。34でみんしる、141は石井で178は稲葉。じゃあイナバウアーは?


 何の話かと言えば、数字の語呂合わせの話ですよ、そこの3110さん。←斉藤さん。ワタシもずいぶんe-ビンゴの数字発表でく〜だらない語呂合わせを披露してきた男ではありますが、ワタシのみならずですね、我が国はこの数字の語呂合わせが大好きなのであります。なにせメイジャーな企業ですらもですね、0101(マルイマルイ)とか、9696(クログロ)とか、電話番号語呂合わせにかなりチカラを入れていらっしゃるじゃないですか。J-WAVEも昔は6969=ロックロックとか言ってた、確か。こうなると履歴書の特技の欄に「語呂合わせ」って書いておいた方が就職に有利なような気さえする。


 最近、よく気づくのは車のナンバーですね。明らかに「あ、取ったな」っていうナンバー、ありますね。3とか777とか888なんていうのは、もう当たり前。購入年とか誕生日、記念日、名前の語呂合わせもある。車好きだと3298=ミニクーパーなんてのもあるんだそうです。それじゃ日本語じゃん(笑)。こないだ、2525っていう車が目の前にいましたが、あれはニコニコでしょうか、それともNIGO-NIGOでしょうか。いや、ニャンコ2号か? 双子に郷、でもいい。あ、双子双子=ザ・タッチ? NIGO to goとも読めるね。BAPE


 ここまで読んでいただいても、ワタシが長年にわたってこの国民的関心事である数字語呂合わせの研究に励んできたことはおわかりいただけることと思いますが、実際に研究作業が20有余年に及ぶ、という一冊の資料がございます。それが昭和59年、つまり1984年に購入した『電話の語呂読み面白ゼミナール』(青年書館刊)。著者は石井重三さんとおっしゃる方で、肩書きは「発明学会講師」となっております。この本がスゴイ。猛烈とも言っても過言ではない。前半は語呂読みの楽しさ、その実際の方法などを説いていらっしゃいます。語呂読み用の道具として「語呂読みスケール」の手作りの仕方まで書いてあって、それはもう面白いんですが、ここではご説明しにくいので省略。


 問題は、その後半部分。電話番号末尾4桁にあたる0001から9999まで、つまり9999の語呂読み例が載ってるんだけどさ、それがハンパないんだよ、いきなり口調が変わってきちゃったけどさ、それぐらいスゲエんすよ、この石井講師の発想がさ。例えば0029。これが「まるまる肉」。え? 確かに読めるけどさ、使えないだろ(笑)。そうなんですよ、この本の凄いところは「語呂読みは楽しい」という視点に立っておられるので、実際に使えるとか、そういうことは度外視だぜ4649!なんですよ。


 それでは『電話番号の語呂読み面白ゼミナール』に掲載されたスゴイ語呂読みの一部を掲載させていただきます。0031=零細企業。0132=おいサツだ。0283=お通夜さ。0677=オムツなれない。1271=いつも無い。2829=通夜に行く。2864=ツッパローよ。2949=肉欲。3247=ミニにしな。4036=島で三浪。4285=死に箱。4373=予算のなさ……。うひゃひゃひゃひゃ。ぜいぜい。4000番台まででもこの面白さ。この他にも感動ものの連続ですが、9000番台までやってると息が止まりそうなのでもうやめます(Podcast版でご紹介するかも)。でもせっかくですから、9000番台から一作。9415=供養に行こう。著者の石井さんもスバラシイですが、それよりこの本を25歳で買った自分をホメてやりたい。


 ちなみにJ-WAVEとして気になる0813は「親の遺産」でした。あっはっは〜。ワタシとしては将来的にJ-WAVEが高齢者向けの第2J-WAVEみたいなものを作って、その周波数が83.2になるといいなあ、と思いました。0832=オヤジさんに、ってどう? お後が4641ようで。


(初出:2006年3月@J-WAVE e-STATION TASKBAR)

【TASKBAR PODCASTアーカイブ
ちなみに文中にある「Podcast版」ですが、
mixiで新コミュ立ち上がってます。
http://mixi.jp/view_community.pl?id=2103594
再開遅延申し訳なし。