ある意味、おのぼりさんである。
日本は幟(のぼり)の国である。という話は、ここでも書いた、はず。この日ですね。
例えばいきなり道ばたに「しらす」と書いてある国。なんだかその平仮名な佇まいは、幼稚なようでもあり、衝撃的なようでもあり。しかして、ほぼ全員の脳裏に白いご飯、即反応、よだれ垂れる……ということになっちゃっているようなのである。
で、また撮ってみました。こんどはいきなり「メンチ」ですよ。「カツ」はもう無くていいのである。なぜなら「メンチ」の3文字だけで十二分に「おいしそう」だからである。なにせここは某パーキングエリア。トラックの運転手さんのオアシスである。男は「メンチ」の3文字だけでご飯が3杯食べられるから、これでいいのである。遠くからでもズバッと刺さるフレーズ、というところがキモだな。「ナルト」とか書かれてもグッとこないもんなあ。だから「しらす」「ラーメン」「メンチ」。幟文化は端的であります。