「やさしいうた」なオレ

代替文


 いいお日和じゃないですか、1月10日。奥田民生さん『記念ライダー』を聴く。いい感じじゃん、イージュー★ライダー。そう言うこっちはエフジュー★ライダー。今日も元気だ煙草がうまい。ホントにカラダだけは大事にしてくださいよ。林家三平なんすからもう。ジャングルハウススリーガス。どーも吸いません。←吸ってるでしょ!


 晴れた午後はランチ散歩じゃ、原稿たまってますけんど。で、原宿[龍の子]にてメシ。四川料理と来れば麻婆豆腐。うまいね、でも辛いね、相変わらず。じんわり発汗。おやじの新陳代謝。ま、頭髪には良くない。
 前々からここのお店はサーヴィスにやや難ありだにゃあと思っておりましたが、今日もお櫃に盛ったご飯のね、その盛りの雑なこと(笑)。よく中華定食で出てくる黒いお櫃のね、縁の辺りにご飯つぶいっぱいついてんのよ。いいねえ、挑戦的で(笑)。しかも定食のスープは忘れているし、中国系の店員さん、注文すぐわかんなくなるし、どんどんやる気がでてくるぜ。イマドキのお店ってマニュアルがしっかりしすぎていて、どこもかしこも「ホテルのレストラン」みたいなことになってるじゃないですか。あれって、ちょっと潔癖性っぽくて、たまにげんなり。普段使いの店は、ここぐらいざっかけない方がいい時もある(断言)。ラフ&タフ。そっちがそうだからこっちもメシがわしわし食えるというものなのである。メシを食ってなんと言う。嬉しいですと言う。それでいいだろ、男なんだ。←パクリ。そんなエフジュー★ライディング。道はただ延々と続く。僕らの自由を大袈裟に言うならば。
記念ライダー1号 ~奥田民生シングルコレクション~ 記念ライダー2号 ~オクダタミオシングルコレクション~

 まあそんな男気も、オノレの体調&気調がいい時は、ですがねえ。ちなみにワタシは蕎麦と和食ばっかり食べてはいますが、辛いものは「かなり辛い」まで食べられます。
「好き嫌いがない」(食わず嫌い出演不適格)
「辛いものを食べられる」(四川料理、タイ料理、韓国料理どんと来い)
「山芋でかゆくならない」(なので小さい頃から山芋すりおろし担当)
 という食通の三大条件(笑)を満たしておりますが、
「ネバネバしたものが好きすぎる」(納豆オクラめかぶ山芋部所属)
「メシを食うのが異常に早い」(元ボーヤ&編集者稼業の成れの果て)
「食に対する記憶力が悪い」(うまかった、ということしか覚えてない)
 という非食通の三大条件で相殺してます。山本益博さんとか小山薫堂さんの文章なんぞ読むと本当に裏山鹿。山本さんは早稲田大学第2文学部演劇科の先輩ですな。桂文楽を卒論のテーマにして、それが本『さよなら名人芸―桂文楽の世界 (1974年)』になってるんですから凄い。ワタシはやはり落語で書こうとした卒論の指導を「(なんと)興津要先生に受けなさい」と言われたところまでで大学辞めましたから。オレだけの伝説(笑)。何ごとも中途半端であります。


[龍の子]の帰りはキャット・ストリートをぶらぶら。[hhstyle.com]と[District UNITED ARROWS]と「民家の物干し」が並んだヘンなストリートになりましたな、ここは。70年代末頃からこの界隈に来ていた身として、もぬけの殻、がらんどうになった[NICE]の建物(いいですね、風情があって)の前で青春に合掌。[NICE]と[SLAPSHOT]、[クロコダイル]とセントラルアパートの一階にあったイタリアンの店(名前忘れた)。


 青春と言えば、スネオヘアーさんの新曲「やさしいうた」のプロモーション・ヴィデオに“二十歳のころ”のワタシがチラ出演しています。この曲がJ-WAVEの番組「TOMORROW」のコーナー「二十歳のころ」のテーマソングということから、いろんな人の“二十歳のころ”の写真を是枝裕和監督がコラージュ。リリー・フランキーさんや安斎肇さんなどなどの貴重写真に混ざってワタシもいるのよ。さあ、どいつが渡辺祐(23歳ぐらい)でしょう。スネオファンは探してみてちゃぶだい。っていうか、まず安斎さんが見つけられるかな(笑)。


スネオヘアー・ドット・ネット】
http://www.suneohair.net/


 その安斎さんは、そのスネオのジャケット&PVでクリエイティヴを担当している箭内道彦編集長の『風とロック』最新号で雪だるま作ってました。箭内さんの“二十歳のころ”の写真もわかんなかったなあ。金髪じゃないし(笑)。


「いいことありそう タワレコで『風とロック』が 拾えた日」(渡辺祐純情詩集より)