あけめで。

「明けて年男 おいこらおまえ ママでいいのか」（渡辺祐純情詩集より）

　えっとね、ママってのは「トルママ」のママね。「そのまま」のママ。編集用語ですよ。ま、いいのだろう（B型的）。
　亥年来たりて元旦からラジオにてあけめで（アンタッチャブルのネタより）。元日9時間おしゃべり仕事＠J-WAVE。ちっとも編集者じゃないっての（笑）。そのオンネアでも、豆まきに招待されたくてずいぶん年男を主張してみましたよ。しかしね、年男になってみたら、次の年男が60歳ってのが、まあ、染みる。定年まで12年。サラリーマンじゃなくてよかった。いや、よくない。サラリーマンって面白そう。いや、嘘々、それも違う。オレはオレのカタチに迷います。何者としてそこに居たいのだ、ボクちん？ わかんなくなりましたあ。

　嵐山光三郎さんが定年後の人生を不良で生きろと提言した『不良定年』（新講社刊）に、「不良定年は自分のルールを持たなくてはいけない」というくだりがあって、そこにずらっと100項目、嵐山さん流のルールが書き込まれている。曰く「いっさいの謙遜をしない」「名声を求めない」「権威と無縁になる」といった、今のワタシにも言えている、いや耳が痛い項目がある上に、「馴染みの飲み屋に行かない（旧縁を切り、馴れあわない）」とか「ぐれる（とことん堕ちてみて、地べたより世間を見つめよ）」とか「知らない町は歩かない（自分の住む町が穴場である）」とか、たぶん、あと12年かけてみないと腑には落ちないであろう項目もいっぱいあってタメになる。
　どうもがいても一日24時間、一年365日、でもって、あと数十年。頑張らないで頑張って、ゆっくり急いで行こうじゃないか。クルマはガソリンで走るのです。ワタシは……蕎麦で走るのです……。遅いな、そりゃ。
　00年代もあと３年。そういやあ、2010年代は「10年代」って呼ばれるのかしらね。ずっと長生きするとですね、「30年代」って言ったときに「2030年代」を指すってことになるんですかね。その頃にはどうしてるんですか、オレ。ジャズ喫茶のマスターだといいですねえ。「前回の60年代も良かったよ〜」とか言ってるとか。←そこまでは長生きしないでしょ。ちなみに2060年で101歳。

「末枯れたい いやたくないか 四十路ライダー」（渡辺祐純情詩集より）

　　あけましておめでとうございます。まずはお仕事でお世話になっている皆様へ（ここが働きマンっぽい）。いや、マジに、ワタシもですが、ドゥ・ザ・モンキー全員になりかわり、今年こそ（笑）よろしくお願いします。働きますよ、スタッフ一同。
　でもって、友人＆知人、そしてお仕事仲間の皆様へ。弊社スタッフへ。そして、ここをチラ見してくれている誰だかはわかんないけど有り難い皆様へ。あけおめ。謹賀新年。ガショーン。

　ちなみに、今年は映画（旧作含む）をたくさん観ようと思ってます。なので本日『ショーシャンクの空に [DVD]』のDVD鑑賞から始めてみました。久しぶりに観たねえ。生きるってすんごいことだったのね。人生という無期懲役について考えるなり、正月２日。そういえば、このblogで「ワタシの好きな穴映画」とか「疎外された魂鎮魂映画」とかほざいて書いてきましたが、この『ショーシャンクの空に』のことがすっぽり抜けていた。反省。未見の方は、マジ観た方がいいですよ。今なら1,500円でDVDあるし。
　そして今年は「サックス購入」して「香を炊く」と。どういう新年の抱負でしょうや（笑）。
　ちょい酔い心地でblog書く47歳。皆様に面白いことがいっぱいありますようにと祈りつつ筆を置く。さあ、脱獄用の穴でも掘るか。消灯。

【BGM】the fascinations『color code』2006

これは店頭試聴＠TOWERで発見した快作！
ヴィブラフォンが気持ちいい日本のジャズバンド、the fascinations。
しっかりジャズなのに今っぽい。「Sidewinder」もかっこいい。
ヴァイブ好き（語弊があるなあ）のワタシ的にはかなり良かった。
ジャズ好きじゃない方もするっと入れる推奨盤です！