大晦日雑感

　大晦日になっちゃった。リリー・フランキーさんが「紅白歌合戦」の審査員席にいるという「なんだか笑えるような感動的なような年」として記憶に残る事態です、2006年。リリーさんには、先日、渋谷の路上にて偶然遭遇。よいお年をの挨拶をすることができた。そういえばその夜遅くにm.c.A.Tさんにも遭遇！ すんげえ久しぶりだったのと酔った勢いも含めてハグして旧交を温める。年内最後に会った有名人がリリー & m.c.A.T。なにやら濃い。ボンバヘッド。
うむ、濃いといえば美川憲一のパフォーマンスはワハハの梅ちゃんと「どっちが先」なのかもうわからなくなってきたぞ。あ、布施明が「イマジン」を歌った。LIVING FOR TODAY。今日を生きよう。BONNIE PINK「A PERFECT SKY」と絢香の「三日月」はワタシ（47歳・薄毛）のような者にも響いたという意味でホント素晴らしいと思います。ふーん、そういう曲も好きなのか。どこがMAKE IT FUNKYやねん（笑）。でも、がんばっているからね。マーメイド・ジャンプはもうできないけんど。じゃあ、いつできたんだ。自問自答が多いですよ〜。「ガキつか」にザッピング。

　さてとお！ 明日、つまりですね、元日朝9時から夕方6時までJ-WAVEにてNEW YEAR SPECIALを9時間しゃべらせていただきまっす。「爆笑ヒットパレード」がライバルよ（笑）。相方はもちろんみんしるさん。ラジオBINGOもやります。かなり気合い入った賞品が用意されてますのでぜひご参加を！ 携帯から空メール送るだけで参加可能。つまりはオンネアの聴こえない地方からでも参加できます。

【J-WAVE DISCOVERY 2007】
http://www.j-wave.co.jp/holiday/20070101/

【BINGOの空メールはコチラへ！】
sbingo@j-wave.jp

　早朝出局なので、早寝しますよ、2006年大晦日。ゆるく呑んでます。焼酎のもろみ酢割り。EATer上西さんから贈っていただいた明太子が旨い。今日は［かまわぬ］で正月柄の手ぬぐい買おうかどうか迷ってやめる。大掃除的な動きもしてみたのですけど、膨大な本とDVDの山に唖然呆然。『BLACK MUSIC REVIEW』の前身である『THE BLUES』誌のバックナンバー見てたら終わった（笑）。高校生の頃ですよ。お懐かしや。ブルース聴いてる高校１年でした。くう、そりゃ大成しねえ（笑）。いま思いましたが「涙そうそう」って曲は大掃除の歌ですね。古いアルバムめくり、ありがとうって囁いた。
　そんなこんなで大晦日らしいこともさしてしてませんが、財布と歯ブラシを新年仕様に更新しました。なんたって穴だらけだったものね、お財布。［かまわぬ］で正月柄の手ぬぐい買おうかどうか迷ってやめる。そのかわり香炉灰を購入。来年の目標は「香を炊く」です。へえ〜。そして「サックスを買う」に決めましたぜ。バンド活動復活の機運もあるので（え？）。だいたい「サックスを吹く」じゃなくて「買う」なのはどうなの（笑）。

　年内駆け込み読書。ハヤカワのポケミス『ベスト・アメリカン・ミステリ アイデンティティ・クラブ (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)』。毎年楽しみにしている年間短編ミステリ傑作選。やや作家陣の知名度は低い気がしますが、いやあ、今回もいい。短編大好きであります。今年は傑作『あなたに不利な証拠として (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)』もあったし、ポケミスが鞄に入っていることが多かった。薦められて安野モヨコ『さくらん (KCデラックス イブニング)』を読む。面白いねえ。いまさらだけど。大晦日に吉原のことなぞ想像して酒を呑んでる。悪くないです。映画が楽しみになってきた。だいたい落語好きは、フツーは吉原好きですからね。意外と詳しいですよ。もちろん遅れてきた世代。落語耳年増。

　ちょっと吉原ダネの江戸川柳。
「暮れの文いま死にますと書いてくる」
「二度と行く所ではないと三度行き」
「やぼにしていることだよと通なやつ」
（以上、参考資料は興津要著『江戸川柳散策』）

　うーん、いいねえ。野暮にしていることなんですかねえ。色恋の通たる者は。いよ、若旦那、艶男。
　そう言えば落語には大晦日のネタも多いですなあ。江戸の昔から、やっぱり節目に人は物想うのでありましょうや。今日は「芝浜」あたりを聴いて寝ようかな。マイ「革の財布」も換えたことだしねえ。

「年越し酒 いややめとこう 夢になるといけねえ」（渡辺祐純情詩集・末広亭の巻）

　みなさま、よいお年をお迎えください。J.B.安らかにお休みください。無理かもしんないけどねえ。でもまあ、閻魔様とは話が合いそうだ（笑）。