結果的に「チューサン階級」？

　昨日のJ-WAVEのナヴィゲーターの会で深酒寝不足、でも朝から活動。やや電池切れ気味。訃報相次ぐウェンズデイ。
　青島幸男さん逝く。享年74。スーダラで無責任男で明日があるさで意地悪ばあさんで「追跡」でしたねえ。高見知佳が好きだった。高見知佳さんがグラビアを飾った『写楽』のバックナンバーどこいっちゃったんだろうなあ。ハッキリ言って国会議員と都知事の業績には興味がない。放送作家でタレントで「いい加減」だったことには興味がある。そういえば立川談志家元のCD BOX『立川談志 ひとり会』シリーズの中で、国会議員時代にいかに青島さんが「いい加減」で「頼りにならなかったか」ということを語ってるくだりがあった。たしか第三集の特典CD「談志の落語的選挙論」ってトラックじゃないかな。

　岸田今日子さん逝っていた。享年76。ムーミン？ いやいや、オレの世代にとっては誰が何と言おうと「傷だらけの天使」。綾部探偵事務所の綾部貴子でしょ。「おさむちゃぁん」でしょ。「辰巳！」でしょ。くう〜、たまんないな。中学生の頃の記憶なのに、自分のことや友だちのことはあんまり覚えてないのに、こういうことだけ覚えてます。中学三年でね、似非ラジオ番組作ったり、勝手に壁新聞発行したり、テキトーな8ミリ映画撮ったりしたのも覚えてる。うひょお、オレ、もしかしたら中三ぐらいで止まっちゃってない（笑）。中三主義？ チューサン階級の友？ ここで嵐山さんと渦巻さんと水丸さんと糸井さんに最敬礼←わかんないっての、この文脈！
　その「傷天」の中で辰巳役だった、岸田今日子さんのいとこでもある岸田森さんもだいぶ前に亡くなっとります。

「給食の牛乳 修を気取って 口で開け」
「代々木駅 傷天のペントハウスは いま何処」
「原宿駅 BIGIで値札に撃沈 中学生」
（以上、渡辺祐純情詩集・ドラム缶風呂の巻より）

　お二人とも、ワタシぐらいの年代にとっては、ちょうど親の世代であります。昭和ヒトケタ。そう言えば今年は「忌中につき新年の挨拶を云々かんぬん」という、スミアミ60％ぐらいの枠に囲まれた、あのハガキがたくさん来てる。そういう歳になったってことだにゃ。

　ちなみにアメリカでは、ジョゼフ・バーベラさんが９５歳で亡くなってます。「トムとジェリー」「スクービー・ドゥー」「フリントストーン」なんかで知られる、あの超有名アニメ会社［ハンナ・バーベラ］のバーベラさんであります（ハンナは故ウィリアム・ハンナ氏）。

　昭和が死んでいく。当たり前で、計算通りで、そこが切ないねえ。
　とりあえず生きている昭和の残骸でもあるワタシは、まあ来年も生きていくので2007年のカレンダー（R.CRUMBとMATT GROENINGと両方買った）を出して、さらに手帳をせっせと更新中。昨日コメントいただきましたが、オリジナル手帳作るのって、なんか「夢」ですよ。いいねえ手帳。でも、オレのアイデア満載の手帳じゃ売れないこと必至（笑）。そこは「ほぼ日」にまかせておいた方がよさそうだぬ。←ぬじゃないだろって。

←こっちがR.CRUMBのカレンダー。

【話は関係ないけど推奨盤！】
RHYMSTER『メイド イン ジャパン~THE BEST OF RHYMESTER~(初回生産限定盤)(DVD付)』2007

ベストだからいいに決まってるんですけどね、凄くいい。
単体作品のみならず、CKB、SUPER BUTTER DOG、SCOOBIE DO……と
フィーチャリング曲を再聴するにつけ、ヤバイ、かっこいい。
音楽としてのHIP-HOP、のお手本ではなかろうか。
リリックは、おっさんには耳が痛いことばっかりでヘコミますが（笑）。
1月31日リリース。ちょっと先ですな。