緩急自在

代替文


 山本(昌)、すごいね、どうも。41歳のノーヒットノーラン。おめでとうございます。天敵中日の選手ながら天晴れ。我が東京ヤクルトスワローズ古田敦也監督も「コントロールと緩急。プロ野球選手の鑑ですね」(『ニッカン』より)と絶賛コメントされてますが、ですよねえ、オトナは「コントロールと緩急」。まあ、山本(昌)さんの場合は以前からそれが持ち味だったわけですが、41歳になって「昨日や今日じゃない」という深みがある。まるでアイズレー・ブラザーズのような味わいであります。アイズレーの場合は「緩急」じゃなくて「緩々ついでに緩々々」か(笑)。でも、攻めるとこは攻めるし、コントロールはいい気がする。


 アイズレー・ブラザーズについて以前『bmr』で、オヤジは「自分の得意なこと」に戻らなくてはいけないですねえ、というようなことを書きました。つうか、疲れちゃうので得意なことしかできまへん。がしかし、時代はどんどん変化する。新しいことにも対応しなきゃなりません。「得意技」を深めるのか、それとも「新しいこと」に立ち向かえるのか、コレ、中年のテーマとして大きい。フリー編集業界で言っても、編集者、ライターはWEBの仕事どーするのか、とか、カメラマンのデジタル化とか、環境設定的なことだけでもいろいろあります。出版社だって、今や携帯コンテンツで儲けようって時代ですから。


 山本(昌)の場合、40代の前半ではありますが、そこはアスリートですから、フツーの職業に置きかえれば恐らく50代前半ぐらいのポジショニングでしょうか。うむ、その位置で「得意技」で「大仕事」をやってのけるには、実は「新しいこと」をどれだけ吸収できているかにかかわるかもしれない、って今思いました(ピッチャーだったら打者の研究とかかね?)。オノレを知って「得意技」を深めるのも大切だけど、でも、それを「今」にどう提示するかも大切。じゃないと「大仕事」はできないなあ。ああ、正直言って面倒臭い(笑)。得意なことだけでやっていたいわあ。フリーの中年ってそこが我が儘。いずれにしても、時代と遊んでいる内が華。時代に追い立てられてると思うとしんどいですな。今日は考えるのやめた。


 山本(昌)さん、41歳。そう言えば新譜到着!のジャネット・ジャクソンさん、40歳。一年後輩。同じ高校(日大藤沢)にいたらチア・リーダーとかやって山本先輩の応援とかしてたのかしらね。きゃあきゃあ。←アタマおかしいですよ。でも、いいですな、この二人の40代は。ジャネットの新譜はまだ届いたばっかりなんですが、デスクにてヘヴィロー中。アルバムの構成は「急々々緩々々々」。渡辺(祐)好みな「小さい声で歌うメロウ・ナンバー」後半に集中投下。うふふ。


東京ヤクルトスワローズ
http://www.yakult-swallows.co.jp/
もう中日優勝しそうで悔しいので、あえてリンク。

【スワローズ監督&選手blog】
http://sns.yakult-swallows.co.jp/
ただし、シーズン中はかなり更新停滞!とほほ。


【BGM】JANET JACKSON『20 Y.O.』2006
20 Y.O.-Deluxe Edition-(DVD付) ASIN:B000GPIPV0