件の盛岡話に端を発して


 くだんの、を漢字で書くともう読めない時代のような気がする。


 盛岡とワタシ、の原稿は現在捜索中。見つかったら再掲しようっと。


 その盛岡の再開発話に端を発しつつ、ちょっとお仕事も絡みつつ、「風情のある」とはどういうことか考えてましたトゥデイ。具体的には、例えば「風情のある喫茶店」とはどういう喫茶店だろうか。「風情のある喫茶店」と昭和30代生まれのワタシのような人間が書くと、イコール「レトロ」という風に取られがちですが、そうなのか? というところからです。いわゆる女子向けのカフェではなく、「風情のある喫茶店」を作ることはできないのであろうか。


 新しく作られるものは、どうも風情がない、風味に欠けることが多いとは思う。そこに年月を重ねた人の手の跡がないから? いや、レトロな喫茶店もかつては最新だったことを思うと、それだけではない気もする。


 風情というもののカタチが、変わってしまったのかもしれないのですが……と、書きつつも、そこんところであきらめるには、まだ51歳。


 大沢親分に黙祷。