ご参加ありがとうございましたこのみ


 その駄洒落いらない。オンエア終了。本日もご愛聴&ご参加してくれた方には感謝。そうじゃない方にはこんにちわ。


 昼は、珍しくお洒落なパスタなんか食べて、珍しくお洒落インテリアショップも覗いて、んでまああれこれあって、現在に至る。


 今日のオンエアは懐かしのおもちゃ話だったわけですが、そこで気づいたことは、ワタシの世代は、いろいろなものが上陸したり発明されたり発売されたりしている「日本初」をたくさん経験しとります。それが戦後、それが高度成長、それがバブル、そして電子化。ちょっと上の世代の「テレビ」あたりから始まって「マイカー」に「クーラー」に「洋式トイレ」とか。自転車だっていわゆるフツーの自転車しかなかったところに「サイクリング自転車」が登場したのがガキの頃(めちゃ流行った)。音楽/映像メディアもレコードは当然として、「4chステレオ」だ「カセットテープ」だ「ヴィデオ」だ「CD」だ「LD」だ「DVD」だ「MP3」だと大騒ぎ。だいたい小さい頃は「電話」がない家もあったし、「留守電」も「FAX」も、ましてや「携帯電話」に「スマートフォン」。おもちゃも然り。「人生ゲーム」も「野球盤」も「ファミコン」も「ゲームボーイ」もその登場時を知っているわけで。あ、「シャーペン」なんてのも。食い物もありますな。お寿司は生まれる前からありましたが「回転寿司」は生まれてからだし。「ファーストフード」も「コンビニ」も「吉牛」も「チューハイ」もそのブレイクは物心ついてから。スパゲッティを「パスタ」と呼んだり、家で「シャンパン」を飲むようになったりしたのなんか大人になってからだ。あ、「ディズニーランド」も開園から知ってるわ、そういえば。


 そのひとつひとつの「新発売!」「新登場!」にぶち当たっては、いちいち消費してきた(最初は親の金だけど)わけで。でもそれは、ギリギリで「何もなかった」時を知っているのであります。何もない。想像としてではなく、リアルに何もなかったんだな。


 大消費世代なのです。今の中年は。今の人の方が買わない。もうあるから、選べるのです。もちろんエコの側面も含め、いるかいらないか選べる。ワタシ(たち)は、なかったところからぐいーんと「未来」に連れてこられた、いわば幕末の人に近いわけで、思わず買っちゃってた(さすがにもう反省してますが)。なぜならそこになかったものがあったから。かなりいろんなものを最初に買わされてきた。きましたなあ。「初物お試し買い世代」と行っても華厳の滝ではありません。モルモット?


  洗練の 半歩手前で 買わされて。