メイクできなかったどえらいメイキング


 「THIS IS IT」の「IT」って……そういうことだったのか。

 凄い物を観た、と思えることが、50歳ともなると減るのであります。子細なる記憶はモノクロームになりつつあるとはいえ、何かが物凄かったという「衝撃」だけは積もり積もって(しかも発酵して)おりますゆえ、「この衝撃がどれぐらいの衝撃なのか」を感ずるセンサーが金属疲労とでも申しましょうか、ちょっとガタついてる次第でございます。

 凄い物を観ました。こんな凄い、腰にぐんと来るような「メイキング」は初めてみたと言っていいでありましょう。「メイク」されることのなかった「メイキング」という運命の凄味か。マイケルの「音楽=仕事」への執着と監督&スタッフの「仕事」の的確を見る。

 約2時間、オーラの消える瞬間ひとときもなし、とお伝えしておきます。ぽー。


 


 あ、黒木メイサさんがお綺麗でした。おほほ。



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