ザ・たこさんFUJI ROCK出演記念！
発売になりました。関西の未確認ファンク物体＝ザ・たこさんのアルバム『ベターソングス』。爽やかさと泥臭さの渾然高唱。好事家のみなさんは要チェック願います。FUJI ROCK参戦も決まったみたいだし。
東京でのレコ発ライヴもあります。
8月5日（酔曜日）＠代官山LOOP
http://www.the-takosan.com/
それでは、ここからはザ・たこさんのFPM田中はんもMIXした迷曲「ナイスミドルのテーマ」をBGMにお読みください。
ワタクシ、渡辺祐（50歳）は、渋谷のちょうど宇田川町交番のあたりを歩いていたのであります。ジーンズメイトの前あたり。時刻は夜11時頃だったでしょうか。ちょいとばかしホッピーなんぞをきこしめしてはおりましたが、まあ酔態というほどでもなく、ぶらり駅へと向かう道。その時ですよ、ワタシの右サイドからふいにふたつの青い影が現れた。ん？ プロコロハルム？ カツアゲか？ と思って顔を上げたらですね、うわあ、おまわりさんぢゃん。そのおまわりさんがですね、笑みを浮かべながらこうおっさられるのである。
「すみませーん、ちょっとバッグとか見せてもらっていいですかあ」
言葉と表情はにこやかですけど、もうね、両サイドに適宜な間合いで立つ、そのカタチはがっちり逃げ道をふさいだカタチですよ。はい、そうです、ワタシ、50歳にして職質を受けました（笑）。その瞬間、思わず、「え？ 職質ですかあああ」ってクチに出しちゃったもの。ついでにうっかり「面倒くさいなあ（笑）」とも言ってしまった。
警 官A「はい、すみません、バッグ開けますよ」
ナイスミドル「いや、いいですけど」
警 官B「ダガーナイフとか持ってないですよね」
ナイスミドル「だ、だがあないふう？」
警 官B「念のためです、念のため」
ナイスミドル「もう50なんですけどねえ」
警 官A「（バッグに錠剤を発見して）ん!?」
ナイスミドル「あ、それはウコンです」
警 官A「ああ、ウコンね」
ナイスミドル「ウコンいります？」
警 官B「いえ、けっこうです（笑）」
とまあ、事なきを得た（使い方違うか：笑）わけですが、気になるのは、こんなおっさんのどこに「怪しい」と思われるポイントがあったかということじゃないですか。で、ワタシ、訊きました。
ナイスミドル「あのう、なんでワタシを職質しようかと思ったんすか？」
警 官B「いえねえ、いいパンツはいてらっしゃるじゃないですか」
ナイスミドル「パンツ？ カルバンクラインですが？……あ、パンツってズボンか！」
怪しさの正体はパンツ、つまりズボンだったのである。そのココロはですね。迷彩柄、でした。つまり迷彩→戦闘服→ナイフなど、という図式なのでした。そこだったかあ。♪迷彩おじさんナイスミドル。でもなあ、この迷彩パンツ、よーく見るとペンギン柄なんだけどなあ（笑）。お勤めご苦労様です！
そんなこんなで、本当に「大人の遠足」に行く途中じゃなくてよかったと思いました。以上です編集長！
