おならタクシーに気をつけろ!

代替文


 という名文をしたためたのは世界三大MJのひとりであるみうらじゅんさんであります。おならタクシーも確かにデンジャラスですが、なんつうか「貧乏臭いタクシー」も気が休まりませんなあ。確実に差がありますよね、金持ちタクシーと貧乏タクシー。


 先日もそんなボンビーなシータクに乗り合わせたのである。乗るとね、まずなんだか異臭がする(笑)。まあ、窓とか開けて我慢するしかないわねえ。こういうところは意外と我慢強いのよ、ワタシ。音引き使えば「ガマーン強い」だな。なんて自分をホメながら、ふと運転手さんを見るとですね、白髪交じりの髪の毛がですね、有り得ないぐらいボッサボサなんだ。サウジサウダージ。そのボッサじゃなーい。うわあ、こりゃフケ出てそうやなあ。しかもね、足下に目をやるとですな、スラックスを膝下のとこまでまくりあげてんのよ、その運転手さんが(笑)。やるねえ、キミ。ま、急いでいるからなあ、しょうがないしょうがない、でもこの運転手さん、なんかジンジャーじゃない。←うまい! と、またまた自分で自分の駄洒落をホメたりして、なんとかやりすごそうとしていたらですよ、途中まで走ったあたりで、そのボッサボサ運転手さんがやにわにクルマ停めるじゃないですか。なんだなんだ。

「あー、お客さん、オレちょっとトイレ行ってきますわ」

 なんだそりゃあ(笑)。ってココロで叫んでいるワタシをひとり車中に残して、いきなりドアを開けていなくなっちゃった。ふええ。

 そのボッサボサ不在の間に、ふと運転席を見て驚いたワタシが思わず撮ってしまった写真が、つまりコレである。

 飲み過ぎだろ、それは!

 しかも、車内に「牛乳」って……。



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