出てこいチャハーン!

代替文


 ハイハイサー。御用ですかご主人様。パパラパー。それはシャザーン。こっちはチャハーン。中国系の魔法のランプだな。あ、指輪か。いずれにしてもお若い方にはおわかりがないですな。あはは。


 昨日。急遽思い立って恵比寿[東京都写真美術館]にて短篇オムニバス『男たちの詩』を鑑賞。製作・企画・原作は東本三郎さん。中野裕之監督、兼重淳監督、芹沢康久監督がそれぞれ映像化。5本の短篇、テイストに差があるのでちょっと面食らいますが、その整合性のなさが芸術家の移り気みたいで跡味は悪くない。中でも『アイロン』から始まる中野さんが脚本演出した3本は痺れました。モノクロ。ノアール。泣かせる。渋い。ぶいしぃ。こういうの大好きだな、オレ。1,000円ですから興味とお時間がある方はゼヒ。松雪泰子さんが……美しい。そうそう、『容疑者Xの献身』でもね、凄いんですよ、松雪さん。


 実は、この短篇集がお目当ての5割。残りのお目当ては、その本編前に上映された中野裕之監督の『七人の侍』だったのであります。以前からネットでは拝見していたものの、スクリーンとなるとあなたこれがすごいのすごくないのって。ストーンズの「黒くぬれ/Paint It Black」がかかる瞬間鳥肌。吹越満さん、美しいまでの壮絶なつっぷしっぷり。終わってからも心の臓の動悸鳴りやまず。


 未見の方は、取り急ぎネットへGOです。損はさせませんゼッタイ。
 http://www.7-samurai.jp


 『七人の侍』と『男たちの詩』の余韻で恵比寿で焼き鳥。気合いの入った『男たちの詩』のフリーペーパー熟読(コレも必読、面白い)。でもって渋谷[SOL CUBANO](開いててよかった)でラム3杯。旨かったあ。そんなこんなで本日はこれから金原千恵子さんのパフォーマンスを見にまた恵比寿。



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