渋谷の猿は弊社に来ないかな
先日からデスクワークのBGMはサザンオールスターズ。いや、感傷じゃないですよ。再入門です。え?「AERA」まで書いたのに(笑)? まあ、そういうお仕事モードを離れて聴いてみるべきかなと思ったからであります。初心忘れるべからず。なのでアルバム単位で聴いているのである。『海のYeah!』とかじゃなくて。あらためてすごい。あまりにヒット曲がありすぎて、逆に忘れられたアルバム曲の数々が。そのアルバム聴きのために、どこいったかわからなくなっていた数枚のオリジナル・アルバムを再購入。[TOWER RECORDS]のレジに多量のサザンを持ち込むおっさん1名。しかもこの時期に。わかりやすいっての(笑)。特典の「サザン30周年リストバンド」なるものを4本ぐらいもらいました。いくらワタシがタコ似だからといっても、こんなにはいらないなあ(笑)。
ネット購入した『この落語家を聴け!』(アスペクト刊)が届いた。サブタイトルは「いま、観ておきたい噺家51人」。オビの一文で立川談春さんい「ようやく同世代で落語家を評論できる人が登場してくれた。」とまで言わせた著者は広瀬和生さん。この方、なんと、あのへヴィメタル雑誌『BURRN!』の編集長である。へええええ。
「僕はこの数年、ほぼ毎日のペースで落語会もしくは寄席に通い、年間千五百席以上の落語をナマで聴いている。」
──広瀬和生著『この落語家を聴け!』(前口上:「現在進行形」の落語を聴こう!)より
トンでもないお方でした。ワタシの1歳下、1960年生まれ。ヒトは見た目で判断してもいいけど、肩書きで判断してはいけないのである。
「ここ数年、雑誌で落語特集を組むケースが増えているが、そういう特集の中で初心者に対するアドバイスとして、「まず寄席に行ってみよう。いろんな落語家が次々に登場するから、きっとあなた好みの落語家に出会えるはずだ」なんて言っていることがある。はっきり言って、それは嘘っぱちだ。」
──広瀬和生著『この落語家を聴け!』(前口上:「現在進行形」の落語を聴こう!)より
よっしゃあ。まだ肝心の中身までは読み進めていませんが、この一文だけでオススメである。そりゃテキトーだねキミぃ。