思い過ごしも恋のうちだったなあ
5月20日。朝から大荒れ。五月のタイフーン。おお、なんだかサザンオールスターズの曲にありそうだ。そうでもないか。
サザン、初体験はどんなだったっけ。ラジオだったか、いや、やっぱり「ザ・ベストテン」かな。新宿ロフトからの生中継、でしたな、確か。今週のスポットライト! そう思うとワタシもしっかり大里さんの術中にはまったクチですよ。1978年。ピッカピカじゃないけど大学1年生。
1979年8月には、ワタシは江ノ島にもいた。「Japan Jam IN 江ノ島」。ビーチ・ボーイズ、ハート、サザンオールスターズ(確かバッキングにスペクトラム)ほか。沖縄からきた海兵隊員からオリオンビールともらってはいけなさそうなものをもらった。
それからは、しばらくはマニアックに、そしてその後は少しお仕事的に、でもってココロの中の南方之星として、いつもそこにあったわけですよ。好きだったねえ、「気分しだいで責めないで」でしょ、「思い過ごしも恋のうち」でしょ、「C調言葉に御用心」でしょ、「恋はお熱く」でしょ、「茅ヶ崎に背を向けて」でしょ……初期の曲ばっかりかよ(笑)。しかも、微妙にシングル曲じゃないところがB型っぽいけど。いや、そうでもないか。独り言ですよ。王道も好きだな、やっぱり。「希望の轍」「忘れられたBig Wave」「涙のキッス」「あなただけを」「DIRTY OLD MAN」「涙の海で抱かれたい」。キリがない。
この仕事をしていてココロの底から嬉しかったことのひとつは桑田佳祐さんに会えたことであります。関口さんともお話ししたことあるし、先日は松田さんのソロ作で原稿も書かせてもらった。
この30年間のオレのいろいろにいっつもサザンの記憶あり。そんな「オレ」が日本中にいるわけで、そりゃあすんごいことなのでありますよ。
今度、神宮球場に行く時には、ちょっと早めに出かけて、必ず[丸屋]でから揚げ定食喰おう。