不如帰はテッペンカケタカ


 勘違いは誰にでもある。降りてくるというか脳内に寄生しているというか。どこからやってくるのかわからない、風来坊だぜ、オイラは勘違いさあ。

 昨日公開させていただいた試聴機のディスプレイを見たヤング諸君は、いつの間にか「曽我部さんがプロデュースしたおじさんは、鈴木鹿一」だと刷り込まれるわけである。なにせ名前にインパクトがあるもんだから、こりゃ無意識下に楔を打たれているに違いない。このワタシですら、もう「鹿一」だったか「慶一」だったか怪しくなってきているぐらいだ。ムーンライダーズの『火の玉ボーイ』を発売当時に原宿[パイドパイパーハウス]で買ったこのワタシ(当時高校生・当時DT)ですらである。いわんやヤングをや。

 火の玉ボーイ


 慶一さん(たぶん合ってる)が鹿一さんだった日があったと思ったら、今週土曜日はJ-WAVE Radio DONUTSにスガシカオさんがゲスト登場。なんたるシカ・ブーム。シカ煎餅あげてもシカトしないでね。←誰にやるんだよ。そういえば「せんとくん」も鹿関係。もしかして集団心理として「鹿寄り」なのか現代社会。鹿狙いか。ディア・ハンター

 余談だが「シカトする」は、花札で10月の鹿が「横を向いている→そっぽを向く→無視する」ということで「鹿十(しかとう)」から転じた模様。シカとさようか。

 【ワタシが見聞した愉快な勘違い例】

 「アメリカの地図は、テキトーなので州境の表記が直線で書かれている」(コチラ参照)
 「大陸はすべて海に浮いている巨大な浮島である。だから動く(大陸移動説)」
 「鳴くまで待とうホトトギス、の鳴き声はホーホケキョ」
 「鳴くまで待とうホトトギスの作者は松尾芭蕉
 「将棋の“歩”、あれって……“ほ”ですよね?」

 鹿して、いや、しかして。勘違いや思いこみというのは誰にでもあるのであってシカたがない。それが露呈したときに笑って済ませられる度量こそ大切。『VOW』で学んだことのひとつなのである。

 【今日のB型的】
 □深刻じゃないのに深刻にしようとする人はキライ。

 【追伸/18:20】
 たった今、鈴木慶一さん(ご本人)と「オレ、シカだったねえ(笑)」と電話でお話ししましたあ! 鹿一、恐縮です! ←オレが恐縮するとこじゃないか(笑)。
 http://d.hatena.ne.jp/suzukikeiichi/20080422


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