もう好きな本しか読めない


 老眼だからね。まだ軽いけど。先日、ラジオでゲストに来ていただいた坂本龍一教授も「読書量減りましたよ、老眼で」とおっさっておりました。


 世間胸算用―現代語訳・西鶴 (小学館ライブラリー) 報いの街よ、暁に眠れ (ヴィレッジブックス) プリンス 戦略の貴公子 (P-Vine Books) 中野明海 大人の赤ちゃん肌メイク 昭和ジャズ喫茶伝説 道具にヒミツあり (岩波ジュニア新書) 音楽誌が書かないゴシップ無法痴態 (P‐Vine BOOKs) 蕎麦屋のしきたり (生活人新書) スパイのためのハンドブック (ハヤカワ文庫 NF 79) お母さんのワカメスープ


 最近読んだ本備忘録。


 井原西鶴世間胸算用』(現代語訳版/暉峻康隆 訳・注)。面白いよ〜、読んでみてよかった。
 マイケル・ハーヴェイ『報いの街よ、暁に眠れ』ハードボイドドだど。翻訳文体(中西和美訳)も最高です。しびれます。
 ブライアン・モートン『プリンス 戦略の貴公子』。勉強になりました!
 中野明海『大人の赤ちゃん肌メイク』。中野さんから贈呈していただきました。奇跡のメイク術開陳! 安室様とYOU様との対談もアリ!
 平岡正明『昭和ジャズ喫茶伝説』。ま、これは青春の残滓(笑)。
 小関智弘『道具にヒミツあり』。J-WAVEblogを参照太夫
 丸屋九兵衛『音楽誌が書かないゴシップ無法痴態』。丸屋さんから贈呈していただきました。いやあ、よく書いたね、コレ(笑)。
 藤村和夫『蕎麦屋のしきたり』。お蕎麦屋さんの店でのお仕事についての蘊蓄満載。これがですね、奥深い。その奥深さに興奮。
 ウォルフガング・ロッツ『スパイのためのハンドブック』。なりたいのかよ(笑)。
 コ・ヘジョン『お母さんのワカメスープ』。元ラジオ相方のみんしるさん訳。濃いですねえ、韓国の親子関係。登場人物がいちいち号泣!
 

 どれも面白かったんだけど、並べるとまあ出鱈目ですなあ。いや、そうでもないか。ジャズとブラック・ミュージックとミステリーと短編集(胸算用はコレ)と蕎麦はデフォルトだしね。自分だけ納得。
 西鶴世間胸算用』に掲載されていた暉峻康隆先生の西鶴研究に触発されて、武田鱗太郎『日本三文オペラ』、ついでに開高健『日本三文オペラ』、丹羽文雄『当世胸算用』を取り寄せ中。DVDで『大阪物語 [DVD]』も観たいなあ。古い方のね。
 群像劇が好きなのかな、オレ。確かに映画『グランド・ホテル』も『クラッシュ』も『幕末太陽傳』も好きだしね。グランドホテル方式。


 明日は東京マラソン。これまた群像劇か。ワタシのラジオの相方(オヤジギャグをスルーする天才:笑)である山田玲奈さんも走ります。
 登録番号は「52935」。リスナーに決めてもらった語呂は「ゴールに来るのは最後」。あっはっは〜。バンガレ山田。

 明日晴れるかな



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