インサイドメガネハケ条痕問題


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 以前、みうらじゅんさんとも話したんですが、メガネのレンズの内側が汚れるのである。いわゆる脂が付着する。外側は直接手指にて接触していることがあるので理解できるのだが、内側はどういうことだ、と。
 みうらさんの説は「(ある年齢に達すると)目からおや汁(じる)を噴霧しているのではないか」といったことだったと記憶。ただ、よく観察してみるとレンズ内側に「ハケで掃いたような条痕」が付着せしことがあることをお互いに確認。「睫毛(マツゲ)が毛細管現象にておや汁を吸い上げてはレンズ内側に供給」という、マツゲおや汁ペインティング説に落ち着いた。たぶん。


 メガネをかけていない方にはおわかりがないと思うが、メガネは微妙に位置を変えるものである。目との距離もジャスト・ポジションに常にあればいいのだが、上を向く下を向くといったその姿勢によって変化する。さらに汗による崩落、またそれを修復するための「ズリ上げ」なども影響するわけであります。
 そしてその「目との距離」が最短に至った場合に、マツゲ・ペインティングが行われるのではないか。


 ワタシはどうやらマツゲが長いのである。ついでに意外と目がぱっちりしているらしい。幼い頃は女の子と間違われたという、今となっては「妄想ですか?」と言われかねないぐらいにである。したがって、すぐにレンズ内側に「ハケ条痕」が付く。ならばメガネを交換ないしは修正すればいいのではないかという声も聞こえるが、そこはほら、気に入っているとか、高かったとか、ショパンの事情があるわけです。


 ならばだな。マツゲをカットすればいいのではないか、と考えているのである。頭髪は言うに及ばず、他の毛という毛は「お手入れ」という概念があるにもかかわらず、マツゲにだけないというのはおかしな事態ではないか。イマドキの女子の皆さんはどんどんマツゲを延伸することしか考えていない時代のようだが、ワタシは本物の女子ではないので、そこは構わないのである。カットすると何か不都合でもあるのか? カットしたって生えるんでしょ、毛なんだから。いや、何かトンでもない現象が起きたりするのかしら。カットした瞬間にそこから得体の知れない液が出る、とか。


 ちょっと怖い考えになってきた。きっとそんなことはないと思うので実行に移そうと思っている。思っているけれど、なんだかその勇気がないのもまた事実なのである。どうするどうするオレ。


 Give It Up Curtis (Dlx) New World Order Superfly (1972 Film) Back to the World



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