編集者来たりて本を出す


 朝からJBを聴き始める。追悼週間に入ったわけです。→去年の日記
 そのJAMES BROWN様、DVDが出るっす。『ジェームス・ブラウン ダブル・ダイナマイト!』。

 ジェームス・ブラウン ダブル・ダイナマイト! [DVD]

 こちらのDVD、「1980年スタジオ54(ニューヨーク)」&「1985年チェイステン・パーク(アトランタ)」の映像であります。発売前(21日)なので未見なんですけど、「お、これは?」と思って調べてみたらですね、ワタシ、たぶんこのライヴの音源持ってました。
 それがコレ。『Great James Brown』。3枚組のライヴ集ね。

 Great James Brown

 まあ、このCDセットがざっくりした作りでありまして、解説が入ってない上にライヴの年号も入ってない(笑)。でも、3枚の内の2枚が「スタジオ54」「チェイステン・パーク」のライヴ。ってことは、かなりコレでしょ。
 しかして、音源のみで聴き直してみたところ、かなりイイ。全体にBPM早い、高速演奏ぎみになっておりまして勢いがある。もしコレがコレだとしたら映像に期待持てそう。DVDはちゃんと解説付いてるみたいですし。編集大切。


 編集と言えば。菅付雅信さんの著書『東京の編集』がAmazonから届きました。あ、『ミシュランガイド東京』も来た。やっと。なんかもうあんまり見る気がしないのは、ワタシだけ?

 東京の編集

 菅付さんは、ワタシが「宝島」時代に、そのワタシの後輩(社員ではなかったですけど)をやっていたのである。もちろん現在も編集者。著者としては初の本。力作。見城徹小黒一三秋山道男、森永博志(敬称略)などなど、「東京は彼らが編集してきた」と著者が感じている編集者へのインタヴューと作品、編集仕事の図版(約1,000点!)で構成されております。ワタシが駆け出しの頃からお世話になってる宝島社・関川誠さん、「GULLIVER」編集部時代にジャマイカ取材でお世話になった岡本仁さん、そして川勝正幸さんも登場。あ、ワタシの名前もちょこっと登場してますよ。探すの大変だけど(笑)。
 編集者志望のヤング諸君は必読。そして「すべてのクリエイティヴは“編集”である」という理論に基づけば、すべてのクリエイティヴ関係のヤング&オールド必見。懐かしい「宝島」の表紙もいっぱい載ってますし。


 本と言えば。弊社・君塚太が編集いたしました単行本が2冊完成しております。


 ヘミングウェイの酒』オキ・シロー著(河出書房新社
 「酒」を書かせたら当代随一のオキ・シローさんがヘミングウェイの作品と人生を彩った銘酒の数々を紹介。
 味わいのある文章はもちろん、唐仁原教久さんのイラストがまた素晴らしいであります。


 サディスティック・ミカ・バンド オフィシャル・ブック・ボックスセット』(ヒンツミュージッック/河出書房新社
 こちらは今年の再結成ライヴの会場で売られたパンフから発展した箱入り単行本。70年代のミカ・バンドを撮った鋤田正義さんの写真は単行本用に追加。そして今年の「カエラ入り」ライヴを三浦憲治さんが撮り下ろし撮影。活字部分はメンバーの最新インタヴュー、井筒監督、リリー・フランキーさんも鼎談・対談で参加。さらに付録CDとして1987年のFM東京公開録音セッションを初CD化。
 信藤三雄さんデザインによる豪華BOX入りであります!


 そんなこんなでまた年末進行出発進行。ぽっぽ〜。



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