それがワタシの冷中記念日


 暑いじゃん。関東地方、夏日です。半袖で歩く渋谷はGW大混雑。なにか食べようと思ったら事務所近くの中華屋さんに「冷し中華」の幟あり。ふらふらと2007年初冷中を記録。ノボリの効果大。本則だと「冷やし中華」なんだけど「「冷し中華」の方がしっくりくるのはワタシだけでありましょうか。ココロの中では「冷中(れいちゅう)」と呼ぶ。「ひやちゅう」でもいいんだけど、うーん、やっぱり「れいちゅう」で。←どっちでもいい(笑)!


 日本は幟の国である。以前にもどこかで書きましたけど、いたるところにぴらぴらしてる。いわく「ラーメン」「おでん」「ソフトクリーム」「大安売り」「大放出」。ぴらぴらしてるし、ウラから読めないし、風ですぐからむし、ま、ぶっちゃけダサいし安っぽいし、街の美意識としてはいかがなものかと思うことも多いんだけど、どうやら国民的に好きなようなのでしょうがないのである。


 その最たる例が高速のパーキングエリアでよくお見かけする「しらす」の幟ではないですかねえ。最初見た時、面食らったもの。しらすぅ? でもね、恐らくあの幟を見てですね、おおしらすしらすしらす買おう、と思っている人がいっぱいいるのである。いなければ出す意味がないはずなのである。
 たった平仮名3文字の、その凝縮されたキャッチコピーがいかに人々のココロにイマジネーションを描いているのか。そのぴらぴらを見た人の脳裏に一気に「しらすごはん」の映像が渦巻く国ニッポン。しらす恐るべし!


 そういえば、もうすぐ幟は幟でも鯉幟の日。六本木ヒルズのけやき坂にも鯉幟が飾られているのですが、風でどんどんケヤキの木にからまってます。先日、スタジオから見ていたらそれを長い棒で直す担当者を発見!「お仕事は?」と訪ねられて「六本木ヒルズで鯉幟を直す係をやってます」っていうの、なんかいいなあ。この世知辛い世の中で風情があるようなないような。