エドからナニワに出張った話

 映画『忌野清志郎 ナニワ・サリバン・ショー 〜感度サイコー!!!〜』のブルーレイを発売前に見ているのである。明日のJ-WAVE Radio DONUTSで紹介するのと、来週には試写イヴェントの司会をやらせていただくからなのである。

 で、結論から言うと「最高」です。ぜひ買ってください。

 ちなみに、全部で3回行われたこの「ナニワ・サリバン・ショー」。第二回にはワタシもブレーン的に参加しているのでした。なので生観戦。そのときの模様を懐かしのe-STATIONのコラムに書いております。

 久々の渡辺祐駄文お蔵だしコーナー! 2004年の原稿ですぞ。

TASK BAR
第049回/大阪で撃沈。新宿で家元。

 先週の金曜日、2004年2月27日、e-STATION BB放送終了後、ワタクシ渡辺、スタジオを速攻飛び出して一路羽田へ。18時発伊丹行きにチェックイン、空弁(大船軒の鰺寿司)までゲット、オンタイムでオンボード、無事にフライト、JAL日航寄席聴きながら50分、ポップス番組はパトリック・ハーランさんがナヴィゲート、伊丹に着陸〜、向かうは大阪城ホール、バス&タクシー乗り継いで到着〜、やった間に合った、まだ始まったばかりだぜ!ってことで大阪出張に行ってまいりました。
 いったいぜんたい、こんなにあわてて何をしに行ってきたかと言いますと、大阪FM802の15周年記念イヴェントだったのでありますね。その名は「続ナニワ・サリバン・ショー」。江戸・サリバンならぬナニワ・サリバン。元はと言えば忌野清志郎さんの別名(?)。清志郎さんを中心にアーティストが大挙出演の一大イヴェントなんですね。いろんな人が入れ替わり立ち替わり登場して1〜3曲ずつ自前の曲&ロックンロールなカヴァー・ナンバー歌うていう無謀な企画。実はワタクシ、企画の謀議に参加、企画書書いたりしてお手伝いさせてもらったんですね。では、その無謀っぷりを証明する出演者を一挙ご紹介。
 忌野清志郎(バンドには三宅伸治さんも梅津和時さんもいます)、YO-KING佐藤タイジ斉藤和義浅井健一CHARA竹中直人Leyona北川悠仁(ゆず)、田島貴男土屋公平藤井フミヤLOVE PSYCHEDELICO木村充揮(元憂歌団の。お久しぶりでした)、そして宮藤官九郎!ね、無謀でしょ。これでトータル30数曲、なんと4時間20分。大阪城ホール史上最長?いやあ、もの凄いイヴェントでございました。e-STATION BB終了後に東京から行ったワタシは、さすがにオープニングは見逃しましたが、途中から滑り込んでYO-KING以外のパートは全部間に合いました。倉持さん、ごめん。奥様によろしくお伝えください。
 自分がかかわっているので、我田引水もほどほどにしますが、面白かったなあ。全員、活き活きやってる感じもよかった。お客さんも暖かかったし。宮藤官九郎さんにワタシからも無理矢理に脚本をお願いした幕間のVTRも面白かったし。
 イヴェントが4時間20分あったもんで、当然打ち上げ&飲み会も遅めのスタート。スタッフは必死の撤収。出演者は楽屋打ち上げ後に数ヶ所に別れて大盛り上がり。そりゃあ、これだけのメンバーが全員大阪泊まりなんだもんね、この機会に飲まないでどうする!みたいな妙な熱気あり。
 ワタシはレコード会社関係、事務所関係の知り合いと大人な食事をすませて、深夜にアーティストが集ってる店に顔出しましたが、田島貴男、すでにベロベロ(笑)。朝5時くらいまで飲んだ末に、さすがにホテルに撃沈、起きたら10時。ちなみにチェックアウトして12時頃に新大阪駅に行ったら、ホームにまた田島貴男さんがいたんですが、その時点でも完全に酔っぱらってましたぜ、オリジナル・ラヴ
 とまあ、滞在時間が16時間、その内、イヴェントが3時間30分、飲んでた時間が6時間という風邪をこじらすような大阪滞在から帰京。しかもその土曜の夜には厚生年金会館で立川談志家元の独演会「家元の独壇場」を見に行ってるんですから。週末濃すぎ。こっちの会にはゲストで横山ノックさん出ちゃうしね。大阪つながり。家元は「がまの油」と「黄金餅」の二席。あいかわらず愚痴りながらの高座。「黄金餅」は志ん生師匠のゆるーいのもいいんですけど、鬼気迫る家元ヴァージョンはワン&オンリーを感じさせてくれます。……って、フツーの人には何のことだかわかんないですね、すみません。あ、この会のタイトルが「談志X談志レボリューション」って言うんですけど、どうなの、それは(笑)。
 以上、J-WAVE落語研究会(会員1名)&FM802在京親衛隊(隊員数不明)からの活動報告でした。