連載の単行本化はまだイキているのか

代替文
 まだ、とっくり着てません。

11月12日[土]@青山ルバロン
「デッツ松田&高木完 presents 50/50」
メンツ凄いですよ(笑)。
LIVE:AOEQ(藤原ヒロシ+YO-KING
D J:ANI・根本敬大貫憲章・DJ NORI
M C:いとうせいこう
詳しくは完ちゃんblog> http://bit.ly/vgcqno

 雑誌「bmr」の400号にして「月刊誌としては最終号」が届いた。なぜ「月刊誌としては」なのかと言えば、400号分のDNAをオレ流に消化した丸屋九兵衛編集長が、これからは単行本などの企画を通じて「bmr」を続けていくから、であります。

 さすがに400号記念とあって、誌面無駄遣い級の大胆レイアウトでそのヒストリーを紹介。70年代に「THE BLUES」として始まり、その後「BLACK MUSIC REVIEW」と誌面&コンセプトが変わり、月刊化し、「bmr」となり、スペースシャワー・ネットワークの傘下に入り、丸屋“大馬鹿モノ(誉め言葉)”九兵衛さんが月刊誌としての末期の水をとるなう……であります。詳しくは本誌を読んで茶ブ台。

 ここにも以前書いたかと思いますが、ワタシはその「THE BLUES」からの読者なのであります。ミニコミとして創刊された1969年の頃はさすがに小学生だから知らないわけですが、1976年ぐらいから知っている、気がする。ひええ、約35年。35年の長きにわたって読み、書き、いろんな方と出会った「場」がなくなるわけで、それは淋しい。しかし、おじさんはこうした喪失にも慣れてきてしまった。慣れたから感慨がないという冷めた話ではなく、「終わったことは終わったことで仕方ないがオレ(の記憶)はなくならない」という了簡が座っただけである。しみじみとできるようになったというわけね、僕ちん。

 もし「ブラック・ミュージック・リヴュー」(敬意を込めてカタカナ表記)なかりせば、湯村輝彦さんにも吾妻光良さんにも松尾潔さんにも影響を受けることはなかったでありましょう(ざっくりだが)。

 なので、ここからこそ踏ん張ってね、丸屋さん。千駄ヶ谷蕎麦屋みたいな名前だけど。←いらないだろ、それ。

のめりこみ音楽起業―孤高のインディペンデント企業、Pヴァイン創業者のメモワール (YOU GOTTA BE Series Extra)

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