水曜曇天でしょう
タイトルのことは気にしないでください。今からアミューズさんに打合せに行くので、ちょっと大泉風味を入れてみました。
- 作者: 嵐山光三郎
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2008/01/09
- メディア: 文庫
- 購入: 1人 クリック: 5回
- この商品を含むブログ (2件) を見る
Twitterでも編集長のTwitにRTしてしまいましたが、今週号の週刊朝日、嵐山光三郎さんの連載「コンセント抜いたか」が鋭く面白い。タイトルは「市民という妖怪」。検察審査会がどんだけ「ガキの井戸端会議」かということに始まって、それを「市民感覚」として褒め称えることへの警鐘をガンガンに鳴らしております。
「この世で一番怖ろしいのは市民感覚という妖怪で、市民と名のつくものはすべてうさんくさい。」
「市民はフランス語のブルジョワで、所詮輸入ものである。日本には町衆という町民はいたが、もともと市民なんていなかった。」
(週刊朝日 2010.10.29号 嵐山光三郎「コンセント抜いたか」より抜粋)
「市民を気取らず町民に戻ればいい」と一気にたたみ込む終盤の文章はコラムのお手本のよう。
市民を気取るマスコミ。他人事ではないのですね、意外と。これを他山の石とするのでR。