水曜曇天でしょう


 タイトルのことは気にしないでください。今からアミューズさんに打合せに行くので、ちょっと大泉風味を入れてみました。

不良定年 (ちくま文庫)

不良定年 (ちくま文庫)


 Twitterでも編集長のTwitにRTしてしまいましたが、今週号の週刊朝日嵐山光三郎さんの連載「コンセント抜いたか」が鋭く面白い。タイトルは「市民という妖怪」。検察審査会がどんだけ「ガキの井戸端会議」かということに始まって、それを「市民感覚」として褒め称えることへの警鐘をガンガンに鳴らしております。

「この世で一番怖ろしいのは市民感覚という妖怪で、市民と名のつくものはすべてうさんくさい。」
「市民はフランス語のブルジョワで、所詮輸入ものである。日本には町衆という町民はいたが、もともと市民なんていなかった。」
週刊朝日 2010.10.29号 嵐山光三郎「コンセント抜いたか」より抜粋)


「市民を気取らず町民に戻ればいい」と一気にたたみ込む終盤の文章はコラムのお手本のよう。


 市民を気取るマスコミ。他人事ではないのですね、意外と。これを他山の石とするのでR。