激しい雨被害御見舞い月末忙殺


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 忙中閑で昨日の続き。加藤賢崇さんのmix日記を読んでいたら、大阪のエキスポランド跡地にできる「パラマウント・リゾート大阪」に「ゴッドファーザー・ライド」を作ってほしいなあ、という記述があって笑った。パラマウントだったら『ゴッドファーザー』でしょう、と。いいねえ、途中で馬と寝てたりして(笑)。よくないだろ!

 http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1228753916&owner_id=16638

 見に行けなかったワタシが書くのも何ですが、今回の忌野清志郎トリビュートで特筆すべきは、実はスティーヴ・クロッパーさんとブッカー・Tさんの参加ではないかしらん、と思うのである。清志郎さんがリスペクトして、曲中で、パフォーマンスでトリビュートし続けたR&B、サザンソウル、ロックンロール。そのサウンドオリジネーターたちが忌野清志郎をトリビュートする。時空を超えたトリビュート返しである。見に行かなかったからこそ、そう思うのだとは思いますが。

 清志郎さんの近年は「パンク」だと思う。広い意味で。誰かが言わなければいけないことをオイラが言わざるを得ないと確信したからだと思う。それは「言いたいこと」だったと同時に、「言った方がいいぜ」と踊る、ステップを見せるダンスだなあ、と思ったりする。

 そして、そんな「パンク」になった清志郎さんが若い頃に聴いていたのは、ベイエリアからリバプールからキャッチした、ストーンズであり、オーティス・レディングだった。スティーヴ・クロッパーはいかしたナンバーを書いてギターを弾き、ブッカー・Tがバックのいかしたサウンドをメイクしていた。ここで大切なのはですね、そんなロックやR&Bが、当時はとってもいけない音楽だったことじゃないですか。時代感覚がないとわかりづらいかもしれないけれど、60年代も70年代も、そしてRCがブレイクした80年代でさえも、優等生は聴いちゃいけない音楽があった。あったよねえ。男のくせに化粧なんかしちゃって。叱られてたんです。大人に。

 いけないことが好きな人です。そこがいいんです。R&Bから「パンク」まで。大人に叱られて叱られて、叱られなくていい歳になったら、自分から「叱られる大人」になった人。あらためて。



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