神田辺りで立ち止まる

代替文


 いや、自分でも驚いたあ。先日、ツメを切った。それはいい。清潔上等である。ところが昨日、ふと指を見たら左手の薬指だけ異様にツメが長い。なんじゃこりゃあ(松田優作調)。すわ「指一本だけツメ長い病」かと思いましたが、そんな病はないのであって、単に切り忘れていただけでありました。

 ま、それだけの話ですが。カーツ佐藤氏曰くところの「あの人のボケもそうとう進んでいる」という事態であろうか。


 久しぶりに神田。JR神田駅から春っぽい陽射しの中をとぼとぼ。須田町界隈で[栄屋ミルクホール]の健在を視野に入れつつ小川町から神保町へ。贔屓にしていた(つもり)の[ブックブブラザー]が無くなってからだいぶ経つ。その上の[源喜堂]さんなど眺めつつ、[喇嘛舎(らましゃ)]で60年代の『洋酒天国』を2冊と湯村輝彦さん表紙画の雑誌『NOW』を購入。実に泥亀なスピードだが『NOW』も『洋酒天国』もバックナンバーを集まってきた気がする(未整理)。喫茶[さぼうる]満席。


 だいぶ前にその『洋酒天国』でもおなじみの柳原良平さんのリトグラフを購入した。が、適切に飾る壁がない。未開封。部屋が欲しいねえ。ちなみに最近ロバート・クラムのちょっとエグいリトグラフも購入しました。こちらは海外から。最近の版なので意外とお手頃価格なり。でもってこれまた額装前。遺憾であります。壁希望。


 柳原良平の装丁 良平のわが人生 『洋酒天国』とその時代


 しかも、今読んでいるのが開高健『日本三文オペラ』って、キミどんだけ60年代(笑)。


 神保町にいて[いもや]に寄らないテはないであろう、と[いもや 天丼店]へ。やっぱりうま〜〜〜〜い。これで500円はもう涙が出ますな。タレが旨いのである。ごはんが旨いのである。天ぷらをホメていないみたいだが、もちろん旨い。「タレごはん」だけで食べられる天丼が不味いわけがないのである。


 そういえばこう陽射しが春めくと天ぷらが食べたくなりますなあ。天ぷら食べた後って煙草うまいよね。壁と天ぷら希望。



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